【読書】お金の賢い減らし方

となりに蔵がたちゃ、わしゃ腹立つ

 

ウルトラマンも大岡越前も公務員。バットマンもサンダーバードも大富豪が慈善事業で悪と戦っている。

 

世界で初めて先物取引が行われたのは、江戸時代、大阪・堂島の米市場だと言われている。

 

お金や財産は自分で守るもの、貯蓄に興味がない、でも困った時は「講」を使ってみんなで助け合う、というのが、江戸時代から明治の初めまでの日本人の国民性だった。

 

前島密は、貯蓄することでお年寄りや子供を養う事が出来る、という道徳的な面を強調し、小学校から「勤倹貯蓄が美徳である」という教育をしていった。

 

現代の日本人のお金に対する感覚を一言で表すと、「貯蓄と博打が大好き、でも投資ははよくわからないのでやらない」

 

最高神である天照大神は、高天原で機織りをしている。

 

貨幣が信用(負債)である。

 

お金は税金を払う為のクーポン券。

 

企業の存在意義は、「世の中の課題を解決する」ことにある。

 

投資というのは、「今すぐに必要としないお金を、いま必要としている人に回してあげる」ということ。。。。お金を回してくれた感謝のしるしとして「配当金」が支払われる。

 

投資も寄付もしない。すなわち、日本人は、人の為にお金を使う、ということをいかにしていないか。

 

介護に必要なお金は、本人負担分が月額8.3万円、一時金として必要なのは74万円が平均。介護期間の平均が5.1万円なので、合計約600万円ぐらい必要。

 

新しい富裕層の興味は、「新興企業への出資」、「現代アート」、「教育」、一方、50~80歳代に多い富裕層の興味は、「資産運用」、「節税」、「相続」。

 

人は用だけを済ませて生きていると、真実を見落としてしまいます。真実は皮膜の間にある、という近松門左衛門の言葉のように、求めているところにはありません。しかし、どこかにあります。雑談や衝動買いなど、無駄なことを無駄だと思わないほうがいいと思っています。

 

明治時代の林学者であり造園家でもある本田静六という人がいます。彼はその著書「私の財産告白」の中で、「人生の最大幸福は職業の道楽化にある。富も、名誉も、美衣美食も、職業道楽の愉快さには比すべくもない」と述べています。