『読書』アメリカとは何か②
中国側の視点
• 中国は自らの制度や規範を他国に押し付けることはしない。各国の主権は尊重されるべきだ。米国は中国の政治制度や共産党による統治を批判し、内政干渉を続けている。米国の対台湾政策がその好例だ。
• 香港や新疆ウイグル自治区における中国の対応は、米国が先住民に行った同化政策に比べて極端なものではない。中国の南シナ海進出も19世紀末の米国のカリブ海進出と変わらない。
• コロナ禍による米国の犠牲者は中国より桁違いに多く、2020年の大統領選の結果をめぐって市民が連邦議会を襲撃する事件さえ起きた。米国に人権や民主主義を語る資格はない。
中国と米国に生活した事がある身にとっては、上記見方は理解出来なくもない。ただ、対米国比較はともかく、やはり習近平政権が長く続いている今の中国には親近感は低下している。