陰謀論について
『1910年代以前の陰謀論は、主に民族的、宗教的な少数派を首謀者としていたのに対し、第一次世界大戦前後から連邦政府の権限が強まるにつれ、政府を最大の脅威と見なす陰謀論が目出ち始めた』
確かに、米国滞在中、数々の陰謀論を見聞きした。
•アポロで月には行っていない
•長時間残留している飛行機雲は、ケムトレイルと言って、製薬会社が有害物資を散布している
•9/11は政府が黒幕
•FRBの正体不明(株主は政府では無い)
などなど。その他、トランプ前大統領が発する根拠の無い陰謀論は、日本でもご存知の方も多いはず。
意外かも知れないが、米国では州の権限が強く、連邦政府のそれは外交等、元来限られている。それが、強い方向に振れると、国民は一種の拒否反応から、政府の陰謀論が囁かれ、信じるものが多くなるのではないか。